AOBANA

アオバナ(オオボウシバナ)

アオバナと糖尿病

アオバナの薬効と糖尿病

平成14年に厚生労働省が行った実態調査では、「糖尿病が強く疑われる人」の数が約740万人で、「糖尿病の可能性がある人」の約880万人を合わせると、約1620万人になるという結果が出ています。そして、その中でも「強く疑われる人」の中でも4割以上が治療を受けていないことがわかりました。「可能性がある人」の数も、5年前の調査と比べて3割増しと大幅な増加となっています。 糖尿病の医療費は平成13年度で1兆1743億円で毎年3-5%の割合で増加傾向に歯止めがかからない状況となっています。糖尿病になると、血管壁の傷が治りにくく、がん・高血圧症・高脂血症・心臓病・腎臓病などの病気にかかりやすくなります。また、糖尿病が進行すると、手足のしびれ・知覚麻痺・慢性腎炎・失明・昏睡などの合併症が起こるとされています。

糖尿病の予防には、適度な運動・適切な食生活が必要です。糖尿病患者の食後血糖値を緩和するために使用する医薬品として「アカルボース」などが知られています。以前から大阪薬科大学の草野源次郎教授(当時)によって、300種類以上の野草研究がされていました。草野先生の研究グループが糖質分解酵素「α‐グルコシダーゼ」を阻害する野草の成分を同定した所、オオボウシバナに、有効成分である「DNJ(デオキシノジリマイシン)」「DMDP(ジヒドロキシメチルジヒドロキシピロリジン)」が含まれている事がわかりました。この2つの成分は、糖質分解酵素「α‐グルコシダーゼ」を阻害し、小腸における糖質吸収を穏やかにします。
アオバナには、クワの葉で知られているDNJと、クワの葉には入っていないDMDPの2つの有効成分が入っています。

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