SPIRULINA

スピルリナ

特徴的な栄養成分

アミノ酸バランスに優れた良質タンパク質を60%以上含みます。

タンパク質は、健康な体をつくる基本的な栄養素です。また、肝臓でのアルコール代謝や、解毒作用など様々な働きをする「酵素」もタンパク質で出来ています。タンパク質を構成している20種類のアミノ酸のうち、イソロイシン・ロイシン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・スレオニン・トリプトファン・バリン・ヒスチジンの9種類は体内で合成することができず、必ず食物から摂らなければならないため、「必須アミノ酸」と呼ばれます。スピルリナに含まれるタンパク質は、「必須アミノ酸」をバランス良く全て含む良質のタンパク質です。

各種ビタミン・ミネラルをバランスよく豊富に含みます。

スピルリナは他の食品との栄養比較をしても抜群のビタミン群の供給源になっており、特にベータ・カロテン、ビタミンB12は突出しています。ビタミンB12は通常、牛レバーなどに多く含まれ、植物性食品には含まれていない栄養素です。別名「抗貧血性ビタミン」とも呼ばれています。

[注意]
 ワーファリンなどの抗血栓薬などを摂取されている方は
 ビタミンKを含む食品(例えばスピルリナや納豆などにも含まれています)の摂取を控えて下さい。

スピルリナは緑黄色野菜ジュースの濃縮エキスと呼ばれているくらいに、アルカリ性のミネラル栄養素が豊富に含まれています。カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、銅の他、私たちが生命を維持するために不可欠な、リン、硫黄、塩素、ヨウ素、亜鉛なども含まれています。

多価不飽和脂肪酸「ガンマ・リノレン酸」を含みます

ガンマ‐リノレン酸は、月見草などのごく限られた植物や母乳などからしか摂取出来ない貴重な栄養素です。プロスタグランジンという局所ホルモンに変換され、炎症を抑えるなどの働きをします。スピルリナには母乳より高い濃度でガンマ‐リノレン酸が含まれています。ガンマ‐リノレン酸は、リノール酸を原料に、体内で合成されることは知られていますが、肥満やアレルギー、糖尿病など、些細な体の不調でもガンマ‐リノレン酸の合成能力が低くなるため、直接、ガンマ‐リノレン酸を補給することが重要と考えられています。

体に良い天然色素を多量に含んでいます

クロロフィルa(葉緑素) 血液のヘモグロビンに構造が良く似ていることから、造血作用があるとされています。
カロテノイド 脂溶性の天然の色素で、多くは鮮やかな赤やオレンジ色、黄色をしています。
  ・ベータ・カロテン 最も知られているカロテノイド。世界中でガンに対する予防効果が報告されています。抗酸化作用が強く、体内でビタミンAに変換され、ビタミンAの変換効率はベータ・カロテンが最良です。
  ・ゼアキサンチン ルテインとともに、目に多く含まれるカロテノイド。眼精疾患の予防効果があるとされ、眼精疲労の軽減作用や黄斑変性症に対する効果が報告されています。
  ・クリプトキサンチン かんきつ類の皮などにも含まれる色素で、強い抗酸化力が注目されています。

若返りの栄養素「核酸」を含みます

細胞の分裂と再生をつかさどる成分で、遺伝子情報を集積するDNA(デオキシリボ核酸)と、その情報に基づいてタンパク質を生成するRNA(リボ核酸)があります。核酸は、新陳代謝を促進し老化を防ぐほか、傷ついた遺伝子を修復するのに不可欠です。細胞を活性化して脳と内臓の機能を強化し、痴呆や動脈硬化を防ぎます。核酸の合成能力は加齢と共に衰えるとされていますので、食品からの摂取が効果的です。


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